インテル×起業家「新しい学び」共創プロジェクト

「インテル入ってる」でお馴染みの世界的 CPU メーカー インテル株式会社。実は彼らが日本の教育イノベーションを促進するために様々な取り組みを行なっていることはご存知だろうか?

『インテル×起業家「新しい学び」共創プロジェクト』とは?

グローバルで活躍する人材の育成やイノベーションを創出する人材の輩出等を実現するためには、既存の学校教育の枠を超えた「新しい学び」が今後ますます重要となります。インテルはこれまでに、児童・生徒のためのテクノロジー活用に重点を置いた教育プログラムの開発や、教員研修のための『Intel® Teach プログラム』の提供などを行って参りました。
今回、インテルは新たに、自社サービスにより「新しい学び」を展開する起業家を応援すると共に、ICT(=情報通信技術)の果たす役割や今後のコラボレーションの可能性について対談を行い、ICTを活用した「新しい学び」の更なる拡がりとイノベーションの実現を目指します。

家計簿アプリで学ぶ、21世紀の「お金の使い方」

学校では教えてくれない「お金の使い方」を考える――。

学校では教えてくれない「お金の使い方」を考える――。ライフスタイルや人生観、あるいはビジネススキルを向上させていく上で、自分のお金の使い方を見直し、正しいお金の使い方を学んでいくことは欠かせない。単なる節約や倹約ではなく、自己実現に結びつくお金の使い方とはどんなものなのだろうか。インテル株式会社のイノベーション事業本部 ビジネス開発部の山崎あぐりビジネス・デベロップメント・マネージャー 兼 テクニカルアドバイザーと、グローバル・セールス&プラットフォーム・マーケティング事業本部の岩本由香里プラットフォーム・マーケティング・エンジニアが、家計簿アプリ「Zaim」を開発した株式会社Zaimの閑歳孝子 代表取締役と対談を行なった。

株式会社 Zaim

スマートフォンで気軽にお金の管理ができる無料の家計簿アプリ「家計簿Zaim」(http://zaim.net/)の開発・運用を行なう。Zaimは代表取締役を務める閑歳孝子さんが個人サービスとしてスタートし、2011年7月にiPhoneアプリを、2012年3月にAndroidアプリを公開した。手軽な操作性に加え、TwitterやFacebookと連動性、他のユーザーと支出を比較するといったソーシャル機能を特長とするなど、革新的な使いやすさで大きな人気を博している。日本語、英語の2言語と、世界の28種類の通貨に対応。

1.ICTを活用したアクティブ・ラーニングとZaimはマッチする

インテル株式会社 グローバル・セールス&プラットフォーム・マ ーケティング
事業本部 プラットフォーム・マーケティング・エンジニア 岩本由香里
岩本由香里(インテル株式会社)
「今回、家計簿アプリZaimに注目した理由は、お金の使い方を月ごと・種目ごとにチャートで俯瞰できること、そしてスタンプ機能などで楽しみながら記録を続けられることです。これは近年注目されている『アクティブ・ラーニング』を、ICTの活用によりユーザーに自然な形で体験させてくれる良い例だと感じています。アクティブ・ラーニングとは、受身ではなく自ら積極的に参加することで実践的スキルを身につける学習スタイルですが、Zaimのようなサービスなら学生・社会人問わず日常生活の中で実践できます。私もZaimを使うことで、お金の使い方を振り返り、自分の生活パターンについての気づきを得、自分にとって大切なことや今後必要なことを考えるようになりました。また、スタンプ機能がモチベーションになるので、楽しみながら続けられています」

株式会社 Zaim 代表取締役 閑歳孝子

インテル株式会社 イノベーション事業本部 ビジネス開発部
ビジネス・デベロップメント・マネージャー 兼 テクニカルアドバイザー
山崎あぐり
閑歳孝子(株式会社Zaim)
「楽しみながらできるという点は、Zaimとしても強く意識しているポイントですね。『もっと、お金に、楽しさを!』が、Zaimの開発のテーマになっています。節約をするって、辛いことや苦しいことのイメージがありますが、もっとポジティブな気持ちでお金と付き合ってほしいんです。家計簿を書くことはどうしても孤独な作業になりがちですが、Zaimではソーシャル性を持たせたり、統計データを使った機能など、ソーシャル家計簿アプリならではの機能で、家計簿をつけていく楽しさを演出しています」

山崎あぐり(インテル株式会社)
「私は、かれこれ10年近く紙の家計簿を使っています。アプリに比べて煩わしいこともありますが、家計簿にお金の出入りやその日の出来事などを記録していくと、一年間で一つの本を書き上げたような達成感があるんです。Zaimでは、ユーザーが持続的に家計簿を使い続けていけるような工夫は設けられているのでしょうか」

閑歳
「先ほど申し上げたソーシャル性やスタンプ機能、見た目がカラフルなグラフ表示などによって、ゲーム感覚で記録することで家計簿をつけるモチベーションが維持できるようにしています」


2.Zaimを使うことで、より現実的で実用的な学びに繋がる



閑歳
「Zaimを使い始めて、皆さんが最初に驚かれるのは、一ヶ月で使っている食費の高さです。Zaimでお金の出入りが可視化されるようになることで、自分のお金の使い方を反省し、月の予算を作成して計画的にお金を使うようになった、という声は多くのユーザーの方からいただきます」

岩本
「記録を続けることで自分の現状が俯瞰できるようになるというのは、ある種レコーディング・ダイエットにも近いものがありますね」

閑歳
「そうですね。ユーザーの方々の統計データを見ていると、人によって違うライフスタイルの傾向が見えてきて興味深いです。例えば、独身の人がランチに使うお金は平均800円ぐらいなのですが、子どもがいる人だともっと少ない金額になっています。きっと自分のためにお金を使うことより、子どものために使うことを選ぶ人が増えるためでしょう。Zaimはアプリを介したWebサービスですが、一方でユーザーの方々の生活感や人間味をすごく感じる機会も多いです。使ってくれる人の生活の助けになるということがZaimの目指す理想です」

山崎
「Zaimなら、日々の生活や学習において目的意識を持って取り組むきっかけになりますね。例えば学生にとって、数学の微分積分が将来どのように役に立つのか分からないまま勉強するのと、自分の資産管理を行なうために勉強するのとでは、学習の理解度が大きく異なるはずです。生活の助けになるという意味では、Zaimのような家計簿アプリを使うことが、より現実的で実用的な学びに繋がると感じます」

閑歳
「やはり自分のお金のことになると、皆さん本気で考えますからね。お金の使い方を考えることが、教育を変えていく力にもなると考えています」

3.インテルとZaimのコラボが、新しいお金の使い方の価値を提供する!?

閑歳
「入力する手間がかかればかかるほど、家計簿が続かないユーザーが増えることになります。いかに入力を楽にできるかが、今後のZaimの大きなテーマになっています。今は音声認識の精度が格段に上がっていますので、音声入力の対応なども考えています」

岩本
「インテルでも音声やジェスチャーなど、ユーザーがより自然に入力できるテクノロジーの開発に力を入れて取り組んでいます。日本語での音声入力やジェスチャー操作に対応したPCが登場する日もそう遠くないでしょう。また、対応クレジットカードをかざすことで簡単にオンラインショッピングができるNFC機能を搭載したUltrabook™もラインナップが増えてきています」

閑歳
「なるほど。実は今、ZaimのWeb版を新しく開発中です。NFC機能のあるUltrabook™との連動が可能になると、Zaimがもっと手軽でカンタンになりそうです」


現在も進化中の家計簿アプリ「Zaim」


新機能搭載のUltrabookとコラボすることで
広がる可能性。
写真は女性に嬉しい、最軽量 Ultrabook:
NEC LaVie Z (Ultrabook。13.3型ワイド
液晶搭載 ノートPCとして世界最軽量
※2013年1月1日現在)

山崎
「Web版のZaimが登場すれば、スマートフォン、タブレット、PCと連携できるようになりますね。同じデータを複数デバイスで共有できると、利用シーンによって複数デバイスを使い分けることもでき、利用者のすそ野ももっと広がっていくのではないでしょうか」

閑歳
「そうですね。また、銀行口座やクレジットカードと何らかの形で連携できないかも模索しています。パソコンにクレジットカードや銀行のカードをかざすだけで、支出履歴がZaimに自動で登録できるようになれば非常に便利になると思うのですが、実現するにはなかなかハードルが高いですね」

山崎
「確かに銀行口座やクレジットカードとの連携となると、セキュリティ面での環境も整備する必要が出てきます。しかし、そういったハードウェアレベルでのセキュリティ技術は、弊社の強みです。インテルのテクノロジーと、ユーザーの利便性を優先したZaimのサービスが組み合わさることで、お金の使い方にまつわる新しい価値をユーザーに提供できるようになるのではないでしょうか」

閑歳
「是非コラボレーションしたいですね。Zaimは単なる家計簿ではなく、使う人の人生設計にも繋がります。Ultrabook™をはじめとする新しいハードウェアのテクノロジーを上手く取り入れ、使う人の人生に寄り添うサービスを目指していきたいと思います」
(ライター:大山貴弘)
(フォトグラファー:森本菜穂子)
インテル×起業家「新しい学び」共創プロジェクト